Lignum Crucis of Santo Toribio de Liébana, スペインのカンタブリアにある修道院に保管されている真の十字架の破片
リグナム・クルシスは、カンタブリアの山々に囲まれ、ピコス・デ・エウロパに近いサント・トリビオ・デ・リエバナ修道院の教会に保管されている木製の遺物です。この破片は、側面の礼拝堂にある十字架の形をした聖遺物箱の中にガラス越しに展示されており、真の十字架の現存する最大級の破片の一つとされています。
聖トリビオは8世紀、アストルガの司教としてエルサレムから木片を持ち帰ったとされています。修道院はその後の数世紀にわたって遺物を中心に成長し、中世のスペイン北部における主要な巡礼地の一つとなりました。
この遺物は多くの国から巡礼者を引き寄せ、彼らはその前で祈りを捧げます。修道院はカミノ・レバニエゴ巡礼路の終点です。聖トリビオの日が日曜日に当たる聖年には、訪れる人の数が目に見えて増えます。
この修道院へは、カマレーニョ近くの狭い山道を通って行くため、ゆっくりと慎重に運転することをおすすめします。遺物を安置する礼拝堂は通常昼間は公開されており、巡礼のピークシーズンを外して訪れると、より静かに見学できます。
ここに保管されている破片は、聖ペテロの手を経て最終的にスペインに渡ったと言われており、教会の初期の時代にまで遡る系譜を持つとされています。この主張により、他の十字架の遺物とは一線を画しています。他の遺物は通常、中世後期にヨーロッパへ渡ったものです。