City Hall and City Duma, ロシア・モスクワの行政複合施設
この複合施設は、モスクワの近代的なビジネス地区に位置し、地上71階、高さ308.4メートルの同じ形の4つの塔からなります。塔の間は複数の高さの連絡橋で結ばれ、一体となった行政センターを形成しています。
建設は2006年に始まりましたが、中断され、その後数年にわたって大幅な見直しが行われました。このプロジェクトは、モスクワの行政機能が複数の場所に分散しているのを、一か所に集約することを目的としていました。
塔を結ぶ空中連絡橋は、キリル文字でモスクワを表す「M」の形をしており、街のアイデンティティを建物のデザインに直接組み込んでいます。この工夫は、言語と建築が構造そのものの中で融合していることを示しています。
クツゾフ大通りに近く、公共交通機関の利用に便利で、市内の他の主要なエリアへも徒歩で行けます。大きな複合施設ですが、整理されたレイアウトと分かりやすい案内表示のおかげで、移動は簡単です。
当初の計画では、4つの塔の間に20の1階建ての橋と4つの8階建ての連絡橋を設け、完全に統合されたネットワークを構築することになっていました。この大規模な建物内循環システムは、行政スタッフが複合施設から出ることなく建物間を移動できるように設計されていました。