Old Spinning Mill, Deanston Mills, Deanston, スコットランド、ディーンストンのウイスキー蒸留所と産業複合施設
ディーンストン・ミルズとも呼ばれるオールド・スピニング・ミルは、スコットランドのディーンストンにあるカテゴリーA指定の産業複合施設で、現在はウイスキー蒸留所と観光地として運営されています。この施設はティース川の南岸に位置し、かつての紡績・織布工場などの大きな石造りの建物が並び、かつて川から水を引いていた長い水路(ミルレード)でつながれています。
この製粉所は1785年、バキャナン兄弟がリチャード・アークライトの設計のもとに建設し、ティース川の水を動力源として綿の紡績と織物生産を行いました。1820年代の火災の後に大規模な再建が行われ、100年以上にわたる繊維生産を経て、1965年に工場として閉鎖され、翌年にウイスキー蒸留所へと転用されました。
現在この場所は稼働中の蒸留所として知られており、かつての織物工場は今ではウイスキーの熟成に使われています。一本の真っ直ぐな通りに並ぶ石造りの労働者住宅が、計画的に作られた産業集落の暮らしぶりを今に伝えています。
この施設は、ドゥーンの西約1.5キロに位置するディーンストンという小さな村の外れにあり、車でのアクセスが最も便利です。蒸留所のツアーが用意されており、周辺の村を散策しながら当時の労働者住宅が並ぶ通りも見ることができます。
1786年、地域での貨幣不足に対応するため、この工場は労働者向けに独自のコインと紙幣を発行しました。施設の地下にある貯蔵庫では、ディーンストンのウイスキーだけでなく、マル島のトバモリー蒸留所のウイスキーも現在熟成されています。