Royal Garden of Prague Castle, チェコ共和国プラハの王立庭園
王立庭園はフラッチャニの北側の尾根に広がる3.6ヘクタールの庭園で、プラハ城とは鹿の堀で隔てられています。何世紀にもわたり改修された区画に分かれ、東端にはアンナ女王の夏の宮殿、中央には球戯場、ほかにオランジェリー、イチジク園、歌う噴水のあるジャルディネットがあります。
フェルディナント1世は1534年、中世のブドウ畑から買い取った土地に庭園を創設し、ジョヴァンニ・スパツィオがイタリア・ルネサンス様式の設計を指揮しました。1538年にはアンナ女王の夏の宮殿の礎石が置かれ、後に庭園は壁で囲まれました。18世紀にはキリアン・イグナーツ・ディーンツェンホーファーとマティアス・ベルンハルト・ブラウンがバロック様式に改め、19世紀半ばには英国式風景庭園となりました。
庭園の名は王室の創設者に由来し、その配置には宮廷の娯楽が今も見られます。ミーチョヴナ館は球技用に建てられ、ルドルフ2世の獅子園は1740年まで獅子を飼育し、ズピーヴァイツィー・フォンターナの銅製の鉢は水が落ちると旋律を奏でます。しばしば誤ってベルヴェデーレと呼ばれる夏の宮殿は、現在は時折ギャラリーとして使われています。
庭園は日中のみ、3月から10月まで開園し、冬は完全に閉鎖されます。U Prašného mostu通りの西門か、アンナ女王の夏の宮殿そばの北門から入り、城域のためセキュリティチェックがあります。園内はほぼ平坦で砂利道が多く、ベンチは少なめです。
ジアルディネットの「歌う噴水」は、鐘鋳造師トマーシュ・ヤロシュがイタリア人芸術家フランチェスコ・テルツォの設計に基づいて鋳造したものです。銅の鉢に落ちる水が旋律的な音を立てることから、この名が付きました。