Lori Berd Fortress, アルメニアのロリ州にある要塞
ロリ・ベルドは、ステパナヴァンから4.5km、ゾラゲト川とウルート川の峡谷に挟まれた標高1,490mの三角形状の台地にある中世要塞です。北西側は長さ214mの城壁で閉ざされ、円形と四角形の塔が交互に並び、所々で厚さ20m、高さ20〜25mに達し、入口は一つだけです。写真には粗い石積みの二つの塔に挟まれたアーチ門と、左側に崩れた石壁が写っています。
ロリは1005~1020年頃にダヴィト・アノホギンによって建設され、1065年にキュリケ2世の下でキュリケ朝王国の首都となりました。北の交易路沿いの主要な商業・手工業の中心地で、11~13世紀には約1万人の住民がいました。1236年6月、チャガタイ・ヌイン率いるモンゴル軍が都市を占領し破壊しました。
発掘された長方形の建物は、南壁にミフラーブの石がはめ込まれた14〜15世紀のイスラム教モスクで、内部は球面ペンデンティブ上のドームの下で6つに区画されていました。発掘では、同時代の他の遺構と異なり世俗的な主題の壁画を持つ家屋も見つかっています。遺跡は1966年からエレバン国立大学の調査隊が研究しています。
遺跡は標高1,490メートルの台地に35ヘクタール広がり、ジョラゲト川とウルート川の峡谷が三方を塞いでいます。唯一の入口は長さ214メートルの城壁の北西角にあり、円形と四角形の塔が連なります。1966年からエレバン国立大学が発掘を続けているため、立入禁止の区画がある場合があります。
考古学的発見は、この要塞にかつて数千人の住民が住み、暖房機構と水を分配する粘土管を備えた高度な浴場システムがあったことを示唆しています。これらの詳細は、中世の時代としては驚くべき快適さと都市計画の水準を示しています。