Tastil, アルゼンチン、ロサリオ・デ・レルマにある遺跡
タスティルは、約1160の石造建造物が風景の中に点在する遺跡です。この集落には高架の通路、開放的な広場、地下の貯蔵室があり、住民の生活や資源管理の方法を示しています。
この集落は重要な地域の中心地として発展し、15世紀にかなりの人口を抱えて最盛期を迎えました。その後、インカ帝国の地域拡大の際にその支配下に入りました。
タスティルにはアタカメーニョ(リカン・アンタイ)人が住み、キヌアやトウモロコシの栽培とリャマの飼育で暮らしていました。中央広場には儀礼に使われた聖なる石「ワンカ」があります。ロサリオ・デ・レルマ県の主にトロ渓谷にある10の共同体は2000年からタスティル民族として組織化を始め、かつての住民の子孫であることと、コジャ人とは異なる独自の文化を掲げています。
遺跡はサンタ・ロサ・デ・タスティルの北西約2.5km、サルタとシコ峠を結ぶRN51号線沿いにある。村のモイセス・セルパ地域博物館は1997年に開館し、遺跡の出土品や13世紀のミイラを展示しているので、まずここで全体像をつかむとよい。遺跡は標高3200mにあるため、高度順応の時間を見込んでおきたい。
タスティルはスペイン人到達以前に放棄された。研究はその放棄をインカの侵攻と結びつけ、住民はタワンティンスーユの支配下でミトマクナとして移住させられたとみる。遺跡は1903年にスウェーデン人エリック・ボーマンが再発見し、1967年にエドゥアルド・マリオ・シリアーノ率いるラ・プラタ大学のチームが一部を再建した。