Saint Nicholas Cathedral, Vienna, オーストリア、ウィーン、ラントシュトラーセにある東方正教会の大聖堂
聖ニコライ大聖堂は、ウィーンの第3地区にある東方正教会の大聖堂で、5つの金色のドームと際立った鐘楼が特徴です。建物はレンガ造りで、19世紀後半に一般的だった歴史主義様式で設計されました。
この大聖堂は1893年から1899年にかけて、ロシア帝国大使館の教会として、グリゴリー・コトフの設計によりイタリア人建築家ルイージ・ジャコメッリが施工して建てられました。アレクサンドル3世が建設費として40万ルーブルを寄付し、1899年4月4日に聖別されました。第一次世界大戦中に閉鎖されて中立国スペインの管理下に置かれ、1962年のウィーン・オーストリア教区の設立に伴い大聖堂となりました。
上層の聖堂は聖ニコライに、下層の聖堂は皇帝アレクサンドル3世の守護聖人アレクサンドル・ネフスキーに捧げられています。皇帝は建設費として40万ルーブルを寄付しました。ビザンチン様式のイコノスタシスと壁画は、2006年から2008年にモスクワのイコン画家ジノン掌院によって制作されました。
大聖堂はウィーン第3地区のジョレス通りにあり、公共交通機関で簡単にアクセスできます。礼拝中は写真撮影が禁止されているため、礼拝時間外に訪れると自由に見て回ることができます。
大聖堂にはロシア式に吊るされ、揺らさずに打ち鳴らす鐘が10個あり、最大のものが時を告げ、この一組はオーストリア最大のロシア正教の鐘です。1番の鐘はドイツ国防軍から鹵獲した大砲で鋳造されたと伝えられます。1947年には赤軍が新しい主鐘を寄贈しました。