St. Anne's Column, オーストリア、インスブルックにある勝利記念柱
聖アンナの柱は、インスブルックのマリア・テレジア通り中央に立つ高さ42メートルの大理石の勝利記念柱で、頂部には金箔を施した聖母マリア像が置かれています。基部には4体の聖人像が四方を向いており、通りから遠くまでその存在がはっきりと見えます。
この柱は、スペイン継承戦争中の1703年にバイエルン軍がチロルから撤退したことを記念して建てられ、彫刻家クリストフォロ・ベネデッティによって完成されました。それ以来、周囲の市街地が大きく変化しても、市内の主要通りの中心に立ち続けています。
基部の4体の像はチロル地方の守護聖人を表しており、地元の人々は今でもこの柱の周りを主要通りの待ち合わせ場所として利用しています。訪問者はよく聖人像を間近で見て、それぞれが異なる方向を向いて街を見守っているかのように感じます。
この柱はインスブルック中心部の歩行者専用通りの中央にあり、旧市街や周辺地域から徒歩で簡単にアクセスできます。時間帯によって赤い大理石の柱の見え方が変わるので、一日のうち異なる時間に訪れる価値があります。
柱に使われた大理石は、チロル地方のクラムザッハ採石場から採れたもので、日光の下で石の色を温かみのある赤みに変えることで知られる地域の素材です。基部の聖人像は1958年と2009年の2回交換され、オリジナルは現在アルテス・ラントハウス内に保管されています。