Lake Cadagno, meromictic lake in the Piora valley, Ticino, Switzerland
カドニョ湖は、ティチーノ州のピオラ渓谷にある小さな山岳湖で、水の層が常に分かれたまま混ざらないことで知られています。表面の水は透明で酸素が豊富ですが、その下には塩分と硫化水素などの化学物質を含む深い層があり、二つの層の間にははっきりとした境界線があります。
この地域は、昔、地元の農民が村や畑のための貯水池として利用していました。ここ40年の間に、この湖は科学研究の中心となり、特にその独特な水の層とそこに生息する微生物の研究が行われています。
訪問するなら、光が湖の色を引き立てる午前遅くか午後が最適です。天候が急変しやすく、湖岸の地形もでこぼこしているので、暖かい服装と丈夫な靴を持参してください。
ケモクラインと呼ばれる特別な領域には、硫化水素を光に変えるピンク色の細菌が生息しており、これは原始地球の生命の仕組みに似ています。この目に見えるピンク色の帯は、何十億年も前に生命を形作ったプロセスをのぞき見る窓です。