Chiesa di San Nicolao, スイス、ジョルニコのロマネスク教会
サン・ニコラオ教会はジョルニコ郊外にある単廊式のロマネスク教会で、丁寧に加工された地元産花崗岩で建てられています。切妻の正面には主入口を囲む二本の高い付け柱、彫刻された柱頭、二頭の獅子像があり、壁と後陣には盲アーチが巡ります。高く設けられた方形の聖職者席は半円形の後陣で終わり、その下の三廊式ホール地下祭室は彫刻柱頭を持つ八本の柱で区切られています。
正面入口上の石板には1168年の年号が刻まれ、工事の終了か聖別を示す可能性がある。建設はゴッタルド街道開通計画と関係するとも考えられる。キロニコ教区の羊皮紙文書は1202年にはすでに教会が存在したことを伝え、1210年に完成した。1298年にはトリノ近郊のベネディクト会フルットゥアリア修道院への帰属が記録され、現存しない付属修道院に仕えていたとみられる。
後陣は1478年の年記があり、ニコラオ・ダ・セレーニョが署名したフレスコ画で覆われている。中央窓の上の銘文は「nicola seregnio de lug. pinsit」と読み、窓の下には注文主の名が記される。光輪に包まれたキリストの周囲には四福音書記者の象徴が描かれ、窓の上には四つの目・三つの鼻・三つの口を持つトライヴルトゥスが表されている。これは1628年の教皇勅令で禁じられた図像だが、サン・ニコーラが教区教会でなかったため塗りつぶされずに残った。
教会はジョルニコの集落の外、ティチーノ川右岸のぶどう畑の中にあり、村から徒歩で向かう。床は不規則に敷かれた花崗岩の板で、地下祭室へは数段の階段を下りるため足元は平らではない。国定記念物であり小教区教会ではないため、教区の定時的な開館には従っていない。
この教会は教区教会ではなかったため、1628年の教皇勅令で禁じられた後も、後陣のトリヴルトゥス(四つの目、三つの鼻、三つの口を持つ顔)は塗り直されずに残った。12世紀の六角形の洗礼盤は一個の石から彫られ、長く隣のサン・ミケーレ教会に置かれ、後に噴水や花器として使われたのち、ここへ移された。