Bremen cog, ドイツ、ブレーマーハーフェンにある保存状態の良い中世の商船
ブレーメン・コグは1380年頃のものとされる商船の難破船で、ブレーマーハーフェンのドイツ海事博物館に展示されている。オーク材の船体は底部が平張り、側面が重ね張りで、長さ24メートル、幅8メートル、側面の高さは4メートル余り。右舷はほぼ全体、左舷は約3分の1が復元され、マストや甲板、索具は残っていない。
1962年10月8日、ラブリングハウゼン付近のヴェーザー川での浚渫作業により難破船が姿を現し、オーク材の年輪年代学により約1380年のものと推定された。不完全な船体は、完成前に造船所から流されたことを示唆する。引き揚げ後、部品は水槽に保管され、1972年からコッゲハレで絶えず散水されながら再組み立てされた。ポリエチレングリコール槽での保存は2000年5月に終了した。
コグという名は、北海とバルト海でこうした船を用いたハンザ同盟の交易網に由来する。ほぼ同一の復元船が3隻あり、ウベナ・フォン・ブレーメン、ハンゼコッゲ、ローラント・フォン・ブレーメンと呼ばれる。1990年に進水したウベナはブレーマーハーフェンのノイアー・ハーフェンに係留され、毎年約1,200海里を帆走する。
船体はブレーマーハーフェンのドイツ海事博物館のコッゲンハレに、灰色の金属支柱で支えられたまま露出展示されており、甲板もマストも上る階段もない。来館者はタイル張りの床を回り込んで船殻の内部を直接見学する。木材は常時散水と管理された環境下に置かれているため、指定された通路を歩く。
船体は未完成のまま見つかり、船大工の道具も船内に残っていたため、完成前に高潮が造船所から押し流したと考えられている。2022年にブレーメンのテーアホーフ付近で見つかった遺物から、このコグ船がそこで建造された可能性が示された。