Castalian Spring, ギリシャのデルポイ遺跡内にある古代の泉
カスタリアの泉は、デルポイ遺跡内の自然のくぼ地で、二つの大きな岩の間を流れています。水の流れに沿って、ローマ時代とそれ以前の泉の構造物が残っており、この泉が長い間どのように使われてきたかを示しています。
この泉は古代の浄化の場であり、巡礼者たちはアポロン聖域に入る前にここで身を清めました。デルポイの神託者であるピュティアも、予言を伝える前の儀式でこの泉を使用しました。
名前は、川の神アケロオスの娘でデルフォイの王の妻だったニンフ・カスタリア、あるいはアポロンに追われて泉に身を投げたデルフォイの娘に由来します。泉はアポロンに捧げられた月桂樹の林に囲まれ、その水は詩の霊感を促すと信じられていました。スコットランド王ジェームズ6世の宮廷の詩人グループ「カスタリアン・バンド」もこの泉から名を取っています。
泉はパエドリアデス岩の間の峡谷、マルマリアとアポロン神域の中ほど、遺跡へ上る小道沿いにある。古風な泉は1960年のアナスタシオス・オルランドスの発掘で、より新しい泉は1878年以降の発掘で見つかった。水底は粗い石灰岩なので、水が石を横切る場所では足元に注意したい。
スコットランド王ジェームズ6世の宮廷に集まった詩人たち「カスタリアン・バンド」は、この泉から名を取ったグループで、王自身もその一員でした。この名はアメリカにも渡り、1772年にアイザック・ブレッドソーが発見したテネシー州の泉が、1830年代にカスタリアン・スプリングスという町の名の由来となっています。