Harmodius and Aristogeiton, ギリシャ、アテネの古代アゴラにある彫刻群
クリティオスとネシオテスによる僭主殺しの群像は、紀元前477/476年にアゴラに建てられたが現存せず、ローマ時代の大理石複製だけが残り、最良のものはナポリ国立考古学博物館にある。ナポリの複製では、裸でひげのないハルモディオスが上げた右手で剣を突き出し、左肩にクラミスを掛けたアリストゲイトンも剣を振るう。四本の剣は柄だけが残り、アリストゲイトンの頭部は後世の補作である。
アンテノール作の最初の群像は民主政成立後にアゴラに建てられ、紀元前480年にペルシア人によってスサへ運ばれた。クリティオスとネシオテスが代替像を制作し、パロス年代記によれば紀元前477/476年に設置された。2世紀にパウサニアスは両方の群像がアゴラに並んでいたと記す。青銅は失われたがローマの大理石模刻が残り、最良のものはナポリにある。
アテネの饗宴では詩人カリストラトス作のスコリオンが二人を讃えて歌われ、その行為はローマ時代まで英雄的行為の例として引用された。この群像はまた、それまで神々や墓像・奉納像、競技者に限られていた男性裸体を、二人の政治家の表現に用いた転換点でもある。
アンテノール作とクリティオス・ネシオテス作の青銅原品はいずれも失われ、現存するのはローマ時代の大理石複製で、最良のものはナポリ国立考古学博物館にある。ナポリの像では剣は柄だけが残り、アリストゲイトンの頭部は後補である。パウサニアスは2世紀に両組がアゴラに並んでいたと記す。
クリティオスとネシオテスによるこの群像は紀元前477/476年に建てられ、神々や競技者ではなく歴史上の人物と出来事を表した最初のギリシア彫刻とされる。アルカイック様式から厳格様式への移行を示し、裸の政治家像は男性裸体を神々と勝利者のものとする慣例を破った。