Dimotiki Agora Chanion, ギリシャのハニア中心部にある市場ホール
ディモティキ・アゴラ・ハニアは1913年に開設された新古典様式の市場ホールで、面積4,000平方メートル、十字形の平面を持ち、各腕の端に入口があります。マルセイユの屋内市場を模範とし、旧ピアッタ・フォルマ要塞の一部に、解体された城壁の石材を用いて建てられました。
この市場の建物は1913年に開業し、クレタ島がギリシャに加わった直後の20世紀初頭の商業近代化を象徴しています。その建築はヨーロッパの屋根付き市場から着想を得ており、当時の最新基準を取り入れようとする国の意欲を反映していました。
「ディモティキ・アゴラ」という名は、そのまま「市営市場」を意味します。1913年の開業時、賃料は業種ごとに異なり、精肉店は月450ドラクマ、青果店は550、レストランは1000で、建設融資の返済のためクレタ銀行へ直接支払われました。オスマン時代の後もハニアには多くのイスラム教徒が暮らしていたため、豚肉を扱う精肉店はごく一部でした。
市場は2021年末から改修のため閉鎖されているので、訪問前に現地で確認してください。再開後は、すべての売店が十字の腕の外側に開口し、食品売り場が中央にあり市の秤もそこに置かれていた点に注目です。建物は1980年から保護されています。
この市場はヴェネツィア時代のピアッタ・フォルマ要塞の跡地に建ち、解体された城壁の石材の一部が建設に再利用されました。建物は1980年から保護記念物に指定されています。2019年にはまだ76の売店がありましたが、青果店の多くは市街中心部へ、魚市場はスーダへ移転していました。