Saint-Désir amphitheatre, フランス、サン=デジールのローマ円形闘技場
サン=デジール円形闘技場は、フランスのノルマンディー地方カルヴァドス県にあるローマ時代の円形闘技場で、指定歴史記念物に登録されています。楕円形の床は、自然の丘の斜面を掘り込んで作られた階段状の座席に囲まれており、これはガロ・ローマ時代の円形闘技場に典型的な配置です。
この円形闘技場は、ローマ人がガリアに存在した時代、おそらく西暦1世紀から2世紀の間に、新しく建設された町に建てられた公共建築物の一部として建てられました。ローマの支配が終わった後、この遺跡は次第に埋もれ、忘れられていきましたが、考古学の調査によって再び日の目を見ることになりました。
円形闘技場はサン=デジールの村の近くにあり、かつてこの地域に大規模なローマの集落があったことを示しています。楕円形の床を歩くと、地域各地から人々がここに集まり、公演を観ていたのだという感覚が得られます。
この遺跡は公開されており、徒歩で見学できます。地面が場所によってはでこぼこしているため、丈夫な靴が役立ちます。午前中の訪問は、建物をはっきりと見るのに最適な光が得られる傾向があります。
ノルマンディーはローマ時代のガリアの中心地としてはあまり知られていませんが、ここに円形闘技場があることは、ローマが辺境の地域でも公共建築に投資していたことを示しています。そのため、この遺跡は主要な中心地から離れた場所でのローマの都市計画を示す貴重な証拠となっています。