Chest of Saint Simeon, クロアチアのザダルにある教会の石棺
聖シメオンの胸像は、銀と金でできた長い長方形の容器で、クロアチアのザダルにある聖シメオン教会の中に展示されています。その表面には聖書の場面や装飾模様を描いた浮き彫りが施され、内部には聖人の遺物が納められています。
この胸像は、1377年から1380年の間に、金細工師フランチェスコ・ディ・アントニオ・ダ・セストがボスニアのエリザベート女王の命令で製作しました。彼女は、それ以前から何世紀にもわたってザダルに保管されていた聖シメオンの遺体を納めるためにこれを依頼しました。
この胸像は、エルサレムの神殿で幼子イエスを迎えた聖書の人物、聖シメオンにちなんで名付けられました。訪問者は側面の銀の彫刻に彼の生涯の場面を見ることができ、胸像は今でも地元の信者たちがその前で祈るために訪れる場所です。
この胸像はザダル中心部の聖シメオン教会の中にあり、旧市街から徒歩ですぐの場所にあります。教会は現在も礼拝に使われているため、訪問者は控えめな服装を心がけ、訪問中は敬意を払うことが求められます。
聖シメオンの祝日である10月8日には、胸像が開かれ、礼拝者が直接聖遺物に触れることができるようになります。この儀式は何世紀にもわたって続いています。この毎年の開放には、地域全体から多くの人々がザダルに集まります。
