Mizpah in Benjamin, イスラエル、ベニヤミンの聖書ゆかりの地
ミツパ・イン・ベニヤミン(Mizpah in Benjamin)は、現代イスラエルのベニヤミン族の領域に位置する聖書の地であり、多くの研究者がテル・エン・ナスベ(Tell en-Nasbeh)の丘の遺跡と同一視しています。丘の上に位置するこの地からは、山地を南北に走る主要な街道を見渡すことができました。
サムエルの時代、ミツパは礼拝や部族の集会の場として用いられ、サムエルはここでサウルをイスラエル最初の王として選びました。エルサレムがバビロニアによって破壊された後、この地は総督ゲダルヤのもとで一時的な行政の中心地として機能しました。
この場所はヨシュア記においてベニヤミン族の町として記されており、その名は今日まで受け継がれています。遺跡を歩くと、かつて家屋や集会の場を形成していた石造りの壁の跡を目にすることができます。
遺跡は徒歩で見学でき、特別な準備は必要ありませんが、ガイドブックや事前の読み物があると遺構の意味をより深く理解できます。開けた地形で日陰が少ないため、一日のうち涼しい時間帯に訪れることをおすすめします。
ヘブライ語でミツパとは「望楼」または「見張り台」を意味し、この遺跡を非常に重要にしていた丘の上の位置をそのまま表しています。テル・エン・ナスベの発掘調査では、ヘブライ語の銘文が刻まれた壺の取っ手や、王国時代にさかのぼる印章が出土しています。