トゥルシ, コムーネ
トゥルシは、イタリア南部のバジリカータ州マテーラ県にあるコムーネで、丘の中腹に位置し、自然の傾斜に沿って狭い石畳の通りが続いています。建物は地元の石で造られ、丘の輪郭に沿って密集しており、コンパクトで重層的な外観を呈しています。
トゥルシは中世に発展し、当時の南イタリアの多くの町と同様に、数人の支配者の手を経てきました。こうした変化を通しても、集落の当初の区画はほぼそのまま残っており、特定の支配者ではなく、町が築かれた丘によって形成されてきました。
トゥルシの中央広場は、一日を通して、特に夕方遅くに、地元の人々の自然な集いの場となっています。周囲の石造りの建物には、世代を超えて受け継がれてきた建設技術が見られ、壁や戸口の質感に今もその跡を確認できます。
通りは場所によって急で不均一なので、歩きやすい靴があると散策がずっと楽になります。中心部近くの小さな食料品店で買い物をするのに便利です。午前中に訪れると、比較的涼しく静かです。
トゥルシの中心部の近くに、ラバターナと呼ばれる古い地区があります。その名前はアラビア語で「要塞化された郊外」を意味する言葉に由来し、9世紀から11世紀頃のアラブ人の存在にまで遡ります。そこにある建造物のいくつかは、イタリアのこの地域におけるアラブ人入植の数少ない痕跡の一つです。