San Paolo a Ripa d'Arno, イタリア、ピサのロマネスク様式の教会
サン・パオロ・ア・リパ・ダルノ教会は、アルノ川の岸に直接建つピサのロマネスク様式の教会で、大理石のファサードはアーチの連続と3層のロッジアで構成されています。内部には花崗岩の柱が空間を3つの身廊に分け、全体の配置はピサの宗教建築に共通する古典的なバシリカ形式に従っています。
この教会は10世紀初頭に創設され、11世紀から12世紀にかけてロマネスク様式の特徴を備えるようになりました。教皇エウゲニウス3世は1148年にこの教会を再奉献し、その瞬間に市内の主要な宗教建築物としての地位が確認されました。
教会内部には中世の絵画が掛けられており、マザッチョに帰属される作品や、アンドレア・ピサーノによる墓碑も含まれています。これらの作品は、三つの身廊を歩きながら見ることができ、訪問は建築だけでなく芸術も楽しむことができます。
教会はアルノ川の岸辺にあり、小さな庭に囲まれていて、建物の周りを歩いてファサードをさまざまな角度から見ることができます。午前中の訪問が適しています。その時間帯は光が大理石の正面に直接当たるからです。
教会内部には2世紀のローマ時代の石棺があり、ピサ洗礼堂の説教壇を彫る際に、ニコラ・ピサーノに直接的な霊感を与えたと考えられています。石棺の人物像と説教壇の人物像は密接な類似点があり、美術史家たちは現在も研究を続けています。