Khosta Fortress, ロシアのホスタにある要塞
ホスタ要塞は、周囲の地形を見下ろす急峻な岩の露頭に建てられた中世の要塞です。石壁は丘の中腹の自然な輪郭に沿っており、景観と調和した構造を生み出しています。
起源には諸説ある。13〜15世紀のイタリア地図に記されたジェノヴァの交易拠点「コスタ」と結びつける説と、ビザンツ・ペルシア戦争中の624年に皇帝ヘラクレイオス1世が、ペルシアと同盟する山地の部族を海から遮断するため築かせたとする説がある。ホスタ川の80〜90メートル上、峡谷の出口という位置は、海からの攻撃に備える見張り所に適している。
「ジェノヴァの要塞」という名は、13〜15世紀のイタリア地図に記された交易拠点コスタとこの遺構を結びつける仮説に由来するが、同一視には異論がある。発掘では手づくね土器の破片が見つかり、平底の壺形土器も含まれる。
遺跡はティソ・サムシトヴァヤ・ロシチャ保護区の到達困難な区域、ホスタ川右岸の上、河口から約6kmの所にある。公園当局は通行を禁じ、安全な区域へ戻るよう求める標識を掲げている。崖や落石のある危険な道なので、単独では行かないこと。
壁は粗く加工した石灰岩のブロックを、海砂と細かい川砂利を含む漆喰で積み上げています。発掘では、多孔質の器壁を持つ手づくね土器の破片や、平底の壺形土器が見つかりました。現在は壁の断片の上、地面から高い位置に古いツゲやシデの木が育っています。