Ksar Said Palace, チュニジア、ル・バルドにあるベイ(君主)の宮殿。
クサール・サイード宮殿は、19世紀のベイ(君主)の邸宅で、大理石の中庭、装飾的な陶器、絵が描かれた天井など、イタリアの影響を受けた建築が特徴で、フサイン朝の豪華さを伝えています。
19世紀に建てられたこの宮殿は、もともとイスマイル・エス=スンニの所有でしたが、後にサドク・ベイの住居となり、1881年のバルド条約が調印された場所でもあります。この条約により、フランスのチュニジア保護領が成立しました。
この宮殿には、チュニジアの政治的人物を描いた歴史絵画、ヨーロッパの外交場面、そしてチュニジアの王政の遺産を表す名誉あるニシャン・イフティカル勲章などのベイ(君主)時代の工芸品を含む、注目すべきコレクションが収められています。
ル・バルド地区の座標36.8114, 10.1295に位置するこの宮殿は、文化施設として運営されており、展示やガイドツアーが予定されています。訪問には、事前に開館時間や見学の手配を確認する必要があります。
病院から文化空間へと転換されたこの宮殿は、2019年に「クサール・サイード、文学芸術の宮殿」と改名され、医療目的に使用された後、再び遺産としての機能に戻った唯一の旧ベイ(君主)の邸宅となっています。