Boyarskaya Pisanitsa, ロシアのボグラドスキー地区にある考古学遺跡。
ボヤルスカヤ・ピサニツァは、エニセイ川左岸に沿って延びる低い山脈ボヤルィの南西部にある、小ボヤルスカヤと大ボヤルスカヤの二つのペトログリフ群からなります。大ピサニツァには151の図像があり、28の住居、22の鹿、24の人物、17の釜、6の騎手などが描かれ、小ピサニツァには住居、人型存在、鹿、山羊、馬などの40以上の図像があります。
ペトログリフは1904年にA・V・アドリアノフによって発見・調査された。紀元前7~3世紀に属しタガール文化に分類されるが、一部は紀元前2~1世紀のタシュティク文化との過渡期に及ぶ。1960~1970年代にM・A・デヴレトが再調査し、著書『大ボヤルスカヤ・ピサニツァ』を出版した。
尾根のハカス語名ポヤル・タグは「聖なる山」を意味する。住居の意味をめぐり、S・V・キセリョフは牧畜から農耕への移行を示す実在の集落とみなし、M・P・グリャズノフは宗教的役割を持つ「祖先の集落」と解した論争が数十年続く。木造のユルトは現在もハカス人が用いる技法で描かれている。
二つの岩刻画群は、ボグラツキー地区のトロイツコエ村から東へ約6キロ、エニセイ川左岸に連なる低いボヤルィ山稜の南西斜面にある。未舗装の道を歩くため、しっかりした靴が役立つ。2025年にはロシア科学アカデミー・シベリア支部考古学民族学研究所が遺跡のバーチャルツアーを公開した。
この遺跡には、この地域の人々がどのように暮らしていたかを示す、異なる28の家屋の表現が含まれています。いくつかは伝統的な丸太小屋を示し、他は南シベリアに住む遊牧グループが使用した円形のテントを表しています。