North River Terminal, ロシア・モスクワのレヴォベレジヌイ地区にある河川旅客ターミナル
北河川ターミナルはモスクワ川ではなくヒムキ貯水池の岸に建つ。全長150メートルの正面中央には三つのアーチを持つポータルがあり、高さ27メートルの尖塔と四面時計を備えた塔へと続く。白いタルーサ石の柱150本を数える二層のギャラリーが両翼を囲み、一端には円形のロトンダが張り出す。
1933年春、モスクワ・ヴォルガ運河と同時に着工し、ドミトロフラーグの囚人を使役して4年8か月の工期を経て1937年に開業した。建築家アレクセイ・ルフリャデフとウラジーミル・クリンスキーはヴェネツィアのドゥカーレ宮殿に着想を得た。中央塔と尖塔は後にクラスノヤルスクやニジニ・ノヴゴロドの河川ターミナルの手本となった。
入口の柱にある直径1.5メートルのマジョリカ陶器のメダリオン24点は、ロモノソフ磁器工場で作られ、陶芸家ナターリヤ・ダンコが手描きした。主題は赤軍劇場やソビエト宮殿から地下鉄車両、ソ連の北極地方まで多岐にわたる。塔の時計のチャイムはヴォロコラムスクの復活大聖堂からモスクワへ運ばれたものだ。
この場所は川岸から徒歩でアクセスでき、水面や周辺地域の眺めを楽しめます。航行シーズン中は河川サービスが定期的に運行されるため、暖かい時期に訪れることをおすすめします。
塔の時計機構には、ヴォロコラムスクの復活大聖堂からモスクワへ運ばれたチャイムが組み込まれている。尖塔頂部の金色の五芒星は1935年にクレムリンの最初の星群と同時に、ただし独自の設計で作られ、スパスカヤ塔ではなく最初にこの建物に取り付けられた。