アルカサル・ヘニル, スペイン、グラナダにある13世紀の宮殿
アルカサル・ヘニルは、中央の四角い部屋を囲み、そこから長方形の部屋が延びる形で建てられた13世紀の宮殿です。壁には漆喰の装飾が施され、天井には幾何学模様の木工細工が見られ、当時の職人技を示しています。
この建物は1218年から1219年にかけてアルモハード朝の下で建設され、1237年のグラナダ征服後にナスル朝の支配下に移りました。この移行は統治者の交代を示すものでありながら、宮殿はその機能を維持しました。
この宮殿は、ペルシャ建築の影響を示しており、特に複雑な漆喰細工と宗教的な碑文で飾られたドーム型の部屋にその影響が見られます。この装飾は、中世のグラナダを形作った文化的融合を反映しています。
この建物は現在フランシスコ・アヤラ財団によって管理されており、事前予約なしで見学できます。部屋や敷地を見学できるよう、訪問前に開館時間を確認することをお勧めします。
かつては、およそ121メートル×28メートルの大きな貯水池があり、灌漑システムに水を供給し、水を使ったレクリエーションにも使われた可能性があります。このような池は、アンダルシアの宮殿設計において、実用的な必需品であると同時に富の誇示でもありました。