Cuarto Real de Santo Domingo, グラナダのレアレホ地区にあるナスル朝の宮殿
クアルト・レアル・デ・サント・ドミンゴは、かつて市壁の一部を形成していた要塞塔の上に建つ正方形の応接室を中心に建てられた、13世紀のナスル朝の宮殿です。現在は展示スペースとして使用されており、王室時代の建築装飾要素がそのまま見られます。
この宮殿は、13世紀後半にムハンマド2世のもとで、グラナダのナスル朝の支配者のための王宮として建てられました。1492年に都市が征服された後、この建物はドミニコ会修道院の一部となり、それが今日もこの名前が残っている理由です。
大広間には幾何学模様の天井、下部の壁のタイル、彫刻が施された漆喰の細部が施されており、ナスル朝時代の王室空間の装飾方法を示しています。これらの要素は今日でも見ることができ、当時の部屋が実際にどのように使われていたかを直接感じさせます。
この宮殿はレアレホ地区にあり、グラナダの中心部から徒歩で簡単にアクセスできます。日中の時間帯に訪れるのが良いでしょう。自然光が漆喰の彫刻や天井の模様の細部を最もはっきりと浮かび上がらせるからです。
この宮殿の元々の窓はアルコーブの奥深くに設けられ、ヘニル川の方を向いており、ギンバイカとオレンジの木が植えられた庭園の眺めを額縁のように切り取っていました。室内と屋外の庭園とのこのつながりは、ナスル朝のデザインの意図的な特徴であり、偶然のレイアウトではありませんでした。