Pantà de Foix, スペインの貯水池
パンタ・デ・フォシュはアルト・ペネデスのフォシュ川に築かれた貯水池で、水面面積は約66ヘクタール、周囲には約79ヘクタールの湿地が広がっています。石とコンクリートで造られたアーチ式重力ダムが谷を横切る広い水域をせき止め、ゲートで水量を調節し、水路を通じて1943年から近隣の町に水を供給してきました。
建設は1907年にペレグリ・バレステルら専門家の計画に基づいて始まり、灌漑と飲料水の確保を目的として1928年に完了しました。このプロジェクトは、この乾燥した地域の農業を水の貯留によって改善する必要性から生まれ、1937年以降、水路による体系的な灌漑が可能になりました。
この貯水池は現在、主に水の供給というよりも、地域の人々や訪問者が屋外でくつろぐ場所として利用されています。周囲の景観は、農村社会が農業や日常生活のために自然の水資源をどう活用してきたかを示しています。
この地域には、短い家族向けの散歩道から貯水池全体を周回する長いルートまで、歩道が縦横に通っています。バードウォッチング用の観察ポイントが2か所あり、そのうち1つは移動に制限がある人でも利用できます。また、この水は水泳やウォータースポーツには適していません。
この貯水池の底には沈殿物が堆積し始めており、完成時から貯水量が徐々に減っています。この自然の埋め立て作用は、人間が作った構造物でも自然のゆっくりとした変化に影響されることを訪れる人々に思い出させてくれます。