Los Bañales, スペイン、ウンカスティーリョにあるローマ時代の遺跡
ロス・バニャレスは、スペイン北東部にある24ヘクタールの考古学複合施設で、ローマ時代の浴場、水道橋、フォルム(公共広場)、住宅地区の遺構が残っています。この遺跡からは、ローマの集落が異なる機能を持つ区域に分かれていた様子がうかがえます。
この集落はバスコン族の領土に起源を持ち、紀元前195年頃にローマのムニキピウム(自治都市)へと変わり、スペイン北東部の地域行政の中心地となりました。この変遷は、この地域の権威が地元からローマへと移行したことを示しています。
発掘された浴場からは、ローマ人がどのように入浴し、交流していたかを知ることができます。冷水、温水、熱湯用に分かれた部屋があり、これらは日常生活の一部でした。訪問者は、公衆浴場がローマ社会と社交習慣において中心的な役割を果たしていたことを見て取れます。
この遺跡はサラゴサから約95キロメートルの場所にあり、専門ガイドによる解説付きツアーで訪れることができます。敷地内を歩いて探索するため、歩きやすい服装と靴をおすすめします。
この遺跡には、かつてローマの水道橋を支えていた32本の石柱が残っており、ローマ人がどのようにして水を集落全体に運んだかを示しています。これらの柱は、多くの訪問者が見落としがちな土木技術の証人です。