Thermes des Lutteurs, フランス、サン=ロマン=アン=ガルのローマ浴場跡
レスラー浴場は、フランスのサン=ロマン=アン=ガルにあるローマ浴場の複合施設で、発掘された遺構は約3,500平方メートルに及びます。この遺跡は、長さ約37メートルの大きな長方形のプールを中心に、半円形の回廊が囲み、さまざまな浴用の部屋が付属しています。
建設は、ローマ占領の1世紀にあたる西暦65年頃に始まりました。2世紀には大きな改修が行われ、3世紀にはこの地域のローマ人の居住地が衰退するにつれて、この施設は最終的に放棄されました。
ラトリン(公衆便所)の壁画には、競技者、レスラー、ボクサーが活躍する様子が描かれており、ローマ人が余暇に何を大切にしていたかを示しています。これらの絵は、ここに集まった人々にとってスポーツや身体的競技がどれほど重要だったかを物語っています。
この遺跡では、ガイド付きツアーが開催されており、古代の構造物を巡り、配置を理解するのに役立ちます。地面は不整地で、一部は露出しているため、歩きやすい靴を履いてください。
この浴場はローヌ川の右岸に位置しており、ガロ・ローマ時代の都市ヴィエンヌがかつて川の両岸に広がっていたことを示しています。この立地は、長い間考えられていたよりもはるかに大きな古代の集落があったことを示唆しています。