Retreat & Reflection Garden, 中国・同里の古典庭園
退思園は、江蘇省の水郷である同里にある中国式古典庭園です。儀式用の広間がある外側の部分と、中央の池の周りに配置された内側の住宅部分に分かれており、東屋、石橋、幾層にも重なる岩の造形が随所にあります。
この庭園は、清の光緒年間の19世紀後半に、引退した役人・任蘭生が私的な隠遁所として建てたものです。2000年には、蘇州の古典庭園の一部としてユネスコの世界遺産リストに追加されました。
「退思」という名前は「退いて思う」という意味で、この考え方が庭園の隅々まで形作っています。ある東屋から次の東屋へ移動するとき、それぞれの額縁のような眺めが、早足で通り過ぎるのではなく、立ち止まることを誘っているように感じられます。
庭園は同里の中心部にあり、町の主要な運河から徒歩で簡単にアクセスできます。園内の小道は方向転換が多く、地面の高低差もあるため、歩きやすい靴がおすすめです。
中央の池には、岩に直接彫られ、自由に浮かぶのではなく固定された2隻の石舟があります。それらは、かつて江南地方の運河を人々を運んだゴンドラの形をしています。