Campus Galli, ドイツのメスキルヒにある修道院建設現場
カンプス・ガリは、ドイツ南部バーデン=ヴュルテンベルク州のメスキルヒ近郊にある修道院建設現場です。職人たちは現代の機械を使わず、9世紀の工具と技術だけを使って、カロリング朝様式の修道院を建てています。敷地内には作業場、木造の建物の骨組み、納屋があり、開かれた作業エリアを通る小道が巡らされていて、訪問者は作業の進行を見学できます。
建設は2013年に始まり、9世紀初頭の建築図面である聖ガル修道院計画に従っています。この図面は、カロリング朝時代の完全な修道院レイアウトとして現存する唯一のものです。この計画はカール大帝の時代に遡り、ベネディクト会修道院の理想的なレイアウトを示しています。
時代衣装を身につけた職人たちが、木工、金属加工、陶芸の各作業場で働き、中世の労働のリズムを見せ、当時の道具について説明してくれます。訪問者は職人と話したり、近くの森から運ばれた材料が伝統的な方法で加工される様子を見ることができます。
開園期間は4月から10月までで、敷地が広く屋外エリアが多いため、全体の見学には2~3時間ほどかかります。道は平らでなかったり砂地だったりするので、歩きやすい靴をおすすめします。雨天時にはぬかるむ場所もあります。
プロジェクトは完成まで約40年かかる見込みで、青写真や精密な計画は使わず、元の図面だけが頼りです。そのため、解決策はしばしば中世の技術を試行錯誤しながら生み出されます。また、この場所は研究プロジェクトとしても機能しており、考古学者や歴史家が結果を記録し、中世の建設について新たな洞察を得ています。