エル=カブ, ナイル川東岸、アスワン県にある遺跡
エル・カブはナイル川東岸にある遺跡で、日干しレンガの城壁に囲まれた住居跡、神殿、岩窟墓が見られます。遺構は長い時代にわたって築かれ、広い範囲に分布しており、初期のエジプトの都市がどのように発展し変化したかを示しています。
古代にはネケブと呼ばれたエル・カブは、初期王朝時代の重要な都市中心部であり、上エジプト第3県の首都として機能していました。この遺跡は複数の王朝にわたって人が住み続け、エジプトと外国勢力との紛争で役割を果たしました。
墓の壁には、エジプト軍とヒクソス軍の海戦の様子や葬列、日常生活の動物の描写などの浮き彫りが残っています。これらの像は、この共同体のアイデンティティを形作った軍事的な争いや宗教的な習慣を伝えています。
この遺跡はルクソールの南にあり、人里離れた場所で現地に観光設備がないため、自家用車なしでは行きにくいです。十分な水と日よけ対策を持参してください。地面は開けていて日陰がほとんどありません。
19世紀の探検家による落書きが今も墓の壁に残っており、この遺跡への初期の考古学調査の様子を記録しています。これらの後世の落書きは古代の彫刻と並んで、この場所への科学的関心がどのように進化したかを示しています。