Sun temple of Nyuserre, ギザ県にある太陽神殿
ニウセルラーの太陽神殿は、ギザ県のアブ・グラブにある第5王朝時代の古代エジプトの聖域です。長方形の開放的な中庭を中心に、中央には大きな石灰岩の祭壇があり、その両側には壁に沿ってアラバスター製の供物用の水盤が残る収蔵室が配置されています。
この神殿は、紀元前25世紀に第5王朝のファラオ、ニウセルラー・イニによって建てられました。この時代、太陽崇拝はエジプトの王権宗教において中心的な位置を占めていました。同じ地域には、太陽神ラーを崇拝する運動の一環として、いくつかの太陽神殿が建てられました。
壁に刻まれた浮き彫りには、ファラオの即位更新の儀式であるセド祭の場面や、エジプトの季節に結びついた農作業の様子が描かれています。これらの像は、日常生活と宗教的実践とのつながりをわかりやすく示しています。
この遺跡はカイロの南、アブ・ゴラブにあり、車か市内からのツアーで行くのが最も便利です。地面はでこぼこしていて日陰が少ないため、動きやすい靴と日よけ対策をしてから出かけるとよいでしょう。
神殿の入り口にはかつて、花崗岩で覆われた台座の上に大きな石灰岩のオベリスクが立っていました。この形式は、同じ時代の他の宗教建築とは一線を画すものでした。現在はこのオベリスクの下部の基礎だけが残っていますが、かつての構造がどれほど支配的であったかを明確に示しています。