Padule di Fucecchio, イタリア、トスカーナ州の淡水湿地
パドゥーレ・ディ・フチェッキオは、トスカーナ州のフィレンツェ県とピストイア県の間に位置する淡水湿地で、この地域で最大の内陸湿地です。広く平らな盆地に運河が巡らされ、ヨシ原が広がっています。中央部には保護区が設けられています。
16世紀、メディチ家が運河網の建設を命じ、沼地の水流を再編しました。その時代に建てられたカッピアーノ橋は、水位の調節と交易路の交差点という役割を担っていました。
地元の職人たちは今もヨシや湿地の植物を使ってかごや家具のカバーを編んでいます。これは何世代にもわたって受け継がれてきた技術です。近くの村を歩くと、作業場の外に乾燥したヨシの束が積まれているのを時々見かけます。
沼の縁に沿って展望ポイントがいくつか設けられており、ヨシ原や開けた水面をよく見渡せます。春と秋は野生動物の活動が最も活発で、その時期が訪れるのに最適です。
1944年8月22日の夜、ナチス軍が近隣の村から175人の住民を沼地に集めて殺害しました。これはトスカーナで最もひどい戦時中の虐殺の一つです。現在は追悼碑がその場所に建てられ、今も毎年、地域の人々によって追悼されています。