聖ステファノ大聖堂, イタリア・ボローニャにある小聖堂
サント・ステファノは、ボローニャにある教会と修道院の複合施設で、複数の聖なる空間と中庭がつながっています。それぞれの建物には、ロマネスク様式の石壁、レンガ造りのアーチ、古代ローマの古い建物から再利用された柱が見られます。
最初のキリスト教礼拝堂は5世紀に、ローマ時代のイシス神殿の跡地に建てられました。これはボローニャの司教ペトロニウスが推進したものです。11世紀にベネディクト会がこの複合施設を引き継ぎ、エルサレムの聖墳墓教会をモデルに拡張しました。
この複合施設は、中世の人々がエルサレムの聖地を再現しようとした願いを体現しており、巡礼者がパレスチナへ行かずにキリストの受難の場を体験できるようにしました。中庭にあるピラトの水盤は、今も信者や訪問者にとってその象徴的な旅をたどる場所となっています。
入場は無料で、ほとんどの部屋や中庭を自分のペースで見学できます。ガイド付きの説明が定期的に行われており、建築や建物同士のつながりについてより深く知ることができます。
中庭にある大きな石の水盤はピラトの名で知られ、かつてキリストの処刑前の洗身の儀式を想起させるために使われていました。この水盤に水を供給する泉は、中世にはヨルダン川を象徴すると考えられており、今でも水を汲みたいという人々を引き寄せています。