サンタンジェロ橋, イタリア、ローマの歩行者用橋
サンタンジェロ橋は、ローマ中心部にある石造りの歩行者専用橋で、5つの丸みを帯びたアーチでテヴェレ川を渡り、旧市街とボルゴ地区を結んでいます。現在は歩行者専用で、対岸のサンタンジェロ城に直接つながっています。
皇帝ハドリアヌスは、自分の霊廟、現在のサンタンジェロ城へ通じる道として、134年に建築家デクリアンヌスに橋の建設を命じました。1450年の聖年祭で欄干が壊れて多くの人が亡くなった後、橋は再建され補強されました。
欄干に沿って立つ10体の天使像は、キリストの受難に関わる品々を手にしています。これらは17世紀にベルニーニのデザインに基づいて作られました。巡礼者たちは今もこの橋を渡ってサン・ピエトロ大聖堂へ向かいます。何世紀にもわたってバチカンへ続く道として歩かれてきました。
この橋はいつでも歩行者が通行でき、ローマの旧市街からバチカン地区へ向かう最短ルートの一つです。夜には天使像に灯りがともり、雨の後は路面が滑りやすくなります。
元々ここにあった天使像のうち2体はベルニーニ自身が彫ったもので、後に天候による損傷からオリジナルを守るため複製に置き換えられました。これらの2体の作品は現在、サンタンドレア・デッレ・フラッテ教会の中に安置されています。