ヴァラッロのサクロ・モンテ, イタリアのヴァラッロ・セジアにある丘の上の宗教複合施設
サクロ・モンテは、標高約600メートルのモンテ・トレ・クローチの斜面に45の礼拝堂が点在する宗教複合施設です。礼拝堂には色鮮やかな彫刻と壁画があり、自然の風景の中に聖書の場面が描かれています。
フランシスコ会修道士ベルナルディーノ・カイミが、聖地に行けない人々のためにエルサレムを再現しようと、1481年にこの地を創設しました。何世紀にもわたって聖堂は発展し、現在の形になりました。
地元のピエモンテの芸術家や職人たちが、それぞれの礼拝堂に等身大の彫像やイエスの生涯の場面を描いた絵画を収めました。各建造物の細部まで行き届いた仕事は、何世紀にもわたって巡礼者や訪問者を形作った信仰心を示しています。
すべての礼拝堂を訪れるには、マークされた道をたどって約3時間かかります。道は山腹を上下するため、歩きやすい靴が欠かせません。
聖堂は巡礼の道のりを意図的に構成した2つの異なる区域からなります。下部は緑に囲まれたキリストの幼少期の場面を、上部はエルサレムの建築を再現しています。この空間構成により、精神的な巡礼が物理的に体感できるものとなっています。