夏目坂通り, 東京都新宿区の坂道
夏目坂通りは、東京都新宿区の北東部に位置する坂道です。北の馬場下町交差点と南の若松町交差点をつなぎ、低地の早稲田通りから高台の大久保通りへとゆるやかに上っています。
この坂は、19世紀に地区が発展する以前からこの一帯に住んでいた夏目家の名前に由来しています。後に夏目漱石がその著作の中でこの坂に言及したことで、名前が長く記憶されることになりました。
この坂の名前は夏目家に由来しており、夏目漱石の生家がかつてこの坂沿いにありました。漱石は随筆『硝子戸の中』の中で、父がこの坂に特別な愛着を持っていたと書き残しています。
坂の傾斜はゆるやかで歩きやすいですが、歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。坂の中腹には都営バスの停留所があり、早稲田駅と若松河田駅もどちらも徒歩圏内にあります。
新宿区はこの坂とゆかりのある夏目家を称えるため、坂のふもとに記念碑を設置しています。碑文を読むと、この坂の名前は漱石自身ではなく、その父に由来することがわかります。