平尾台, 北九州市にあるカルスト台地
平尾台は、石灰岩からなる台地で、面積は約320ヘクタール。白い岩肌が目立ち、地下には鍾乳洞が広がり、地表には多数の陥没穴が見られます。カルスト地形特有のくぼ地や洞窟の入口が点在し、独特の景観を形作っています。
この石灰岩の基盤は、約3億4000万年前に赤道付近に生息していた海洋生物から形成されました。その後、地殻変動によって現在の日本へ移動しました。
この台地は、カルスト地形に適応した地元の農業の伝統を反映しており、地域の人々が自然の地形に合わせて暮らしを形作ってきた様子を見ることができます。石灰岩の地形に農業を組み込んだ様子は、人々とこの土地との長い関係を示しています。
3つの鍾乳洞は一年中見学でき、ガイドツアーで地下の鍾乳石や自然の造形を見ることができます。園内はおおむね歩きやすいですが、地面はでこぼこで湿っていることもあるため、歩きやすい靴がおすすめです。
この台地には約400個のドリーネ(自然のくぼ地)があり、地元の農家はかつてこれらを農地として利用していました。これらの陥没穴は、極端な地形の中で人々が農業を営んできた適応の工夫を示しています。