柳之御所遺跡, 日本の平泉にある宮殿の遺跡
柳之御所は、日本の平泉にある遺跡で、北上川沿いに大きな宮殿が建っていた場所です。発掘調査により、建物の基礎、防御用の堀、庭園の池などが確認されています。
この宮殿は11世紀後半に、奥州藤原氏の行政・居住の中心として建てられました。1189年、源頼朝の軍が攻めてきた際に破壊され、この地方における彼らの支配は終わりました。
「御所」という名は宮殿を指し、その配置から、藤原氏が建築を通じて権力を示したことがうかがえます。発見された庭園の池や建物の基礎は、中国の宮廷様式の影響を強く受けたものです。
敷地はほとんどが開放されており、発掘区域を通る道が整備されています。近くの博物館には出土品や解説が展示されており、現地の様子を理解するのに役立ちます。
この遺跡は、1969年に再発見されるまで何世紀にもわたって気づかれませんでした。発見が遅れたため、木材や陶器を含む多くの有機物が、この時代の遺跡としては珍しいほど良い状態で残っていました。