渋温泉, 長野県山ノ内町にある温泉地
渋温泉は、横湯川の谷に沿って狭い石畳の道に九つの外湯と木造旅館が並ぶ山あいの温泉地です。外湯は集落内に密集しており、それぞれが大地から自然に湧き出る鉱泉を引いています。
約1300年前、仏教僧の行基がこの温泉を発見し、北国街道沿いの善光寺へ向かう旅人にとって重要な立ち寄り場所としました。主要な交易街道沿いに位置したことで、この集落は数世紀にわたって成長し、存続することができました。
客は浴衣と木製の下駄を履いて外湯を巡り、その度に伝統的な手ぬぐいに印を押します。この素朴な習慣は、何世代にもわたって訪れる人々がこの場所を体験してきた方法との生きたつながりを生み出しています。
宿泊客には九つの外湯すべてに入れるマスターキーが渡され、滞在中は自由に移動できます。曲がりくねった道を歩いて各所を回るので、歩きやすい靴をご用意ください。
九つの外湯はそれぞれ異なる化学成分と温度の湯で、硫黄泉から塩化物泉まであります。こうした自然の違いにより、同じ湯は二つとなく、訪問者は自分の好みに合わせて特定の湯を再訪することがよくあります。