碧雲荘, 京都市左京区にある私邸
碧雲荘(へきうんそう)は、京都市左京区にある個人宅で、数寄屋造りの建物がいくつかあり、畳の部屋やふすまが中央の庭園の中庭を囲んで配置されています。庭には琵琶湖疏水から引かれた水が池に流れ込んでいます。敷地には、国指定重要文化財に指定されている17棟の建物があります。
実業家の野村徳七(二代目)が、1917年から1928年にかけて、伝統的な建築要素と庭園設計技法を用いてこの邸宅を建設しました。この邸宅の完成は、日本が近代工業国として台頭した時期と重なりますが、古典的な日本建築の原則は維持されていました。
この建築群は、数寄屋造りの原則に基づいて建てられた能舞台、茶室、応接室など、伝統的な建築様式を示しています。訪問者は、これらの空間が、ふすまや畳を用いて、池のある中央の庭を囲むように構成されている様子を観察できます。
この邸宅は通常、個人所有のため公開されていません。時折、一般公開のイベントが開催されることがあるので、事前に開催時期を確認するとよいでしょう。
1928年の昭和天皇の即位の礼の際、久邇宮邦彦王がこの邸宅の主応接間に滞在しました。この皇室行事との関わりは、当時の日本社会におけるこの場所の重要性を示しています。