日比野五鳳記念美術館, 日本、神戸町にある美術館
日比野五鳳記念美術館は、岐阜県神戸町にある書家・日比野五鳳を顕彰する美術館です。建物は小ぢんまりとした造りで、約300点の作品を収蔵しており、春と秋の企画展で順番に公開されています。
日比野五鳳は1901年に神戸町で生まれ、幼くして母を亡くしたため祖父母のもとで育ちました。後に京都へ移り、高校で教壇に立ちながら書の道を追求し、国から芸術の表彰を受けました。彼の死後、地元にこの美術館が設立され、その業績と作品が後世に伝えられています。
日比野五鳳は自らを「岐阜のタニシ」と称し、地元との強い結びつきと謙虚さを示していました。その精神はこの美術館の展示にも表れており、装飾を排した簡潔な空間の中で、筆跡そのものが静かに語りかけてきます。
美術館は神戸町の公民館近くにあり、案内板が設置されているため、公共交通機関や車で訪れやすい場所にあります。春または秋の展示期間に合わせて訪問すると、より多くの作品を鑑賞することができます。
現在美術館に展示されている作品の中には、日比野五鳳が生前に地元の学校へ寄贈したものも含まれています。初期の作品と晩年の作品を並べて見ることで、彼の筆致がどのように変化していったかを実感することができます。