ミダス王の墓(Tumulus MM), トルコ、アンカラ県の埋葬塚
テュムルス・MMはトルコのアンカラ県にある古代遺跡ゴルディオンの中に位置する大型の埋葬塚です。周囲の平原から50メートル以上そびえ立ち、石と固められた土の層の下に木製の埋葬室が封印されています。
テュムルス・MMは紀元前740年頃に造られ、アナトリアに現存する最古のフリュギア式埋葬塚のひとつです。1957年に初めて発掘調査が行われ、2,700年以上もの間、手つかずのままだった木製の墓室が発見されました。
テュムルス・MMは長い間、伝説の王ミダスと結びつけられ、「ミダスの丘」と呼ばれてきました。しかし最近の研究では、この塚はミダスの父のために築かれたと示唆されており、訪れる人々に新たな視点を与えています。
テュムルス・MMはゴルディオン遺跡の一部で、アンカラから車でおよそ1時間の距離にあり、メインロードから近づくと遠くからでも塚が見えます。日陰が少ない場所なので、特に夏は早朝か夕方の訪問が快適です。
塚の内部にある木製の墓室は非常に密閉度が高く、織物を含む多くの副葬品が2,000年以上にわたって保存されていました。遺体とともに発見されたブロンズ製の容器の残留物を分析したところ、葬儀の席で大麦・ブドウ・蜂蜜から作られた飲み物が振る舞われた可能性が示唆されています。