Imperial Chemical House, 英国ウェストミンスター市ミルバンクにあるオフィスビル
インペリアル・ケミカル・ハウスは、ロンドンのミルバンクにあるテムズ川岸に建つ新古典主義様式のオフィスビルで、鉄骨構造の上にポートランド石で覆われています。内部には3つの大きな光井戸が建物を貫き、建物の中心部まで自然光を取り込んでいます。
この建物は1929年に建築家フランク・ベインズによって完成し、戦間期にインペリアル・ケミカル・インダストリーズの本社として使用されました。化学部門が世界的に主導的な役割を担っていた時代に、英国の産業的野心の象徴となりました。
ファサードの大きな壁龕には、有名な化学者の石像が彫られており、その下のバルコニーには名前が刻まれています。これらの細部は、この建物がかつて世界最大級の化学会社の本拠地であったことを訪れる人に思い起こさせます。
この建物はテムズ川の岸辺に直接面しており、川沿いの遊歩道を徒歩で簡単に訪れることができます。民間のオフィスビルのため、一般的には外観のみを見学できます。
正面玄関の扉は、ニッケルと銅の合金であるシルバロイドで覆われています。銀のように見えますが、はるかに耐久性に優れた素材です。この素材は1920年代の建築では珍しく、多くの訪問者が気づかずに通り過ぎてしまう珍しい入り口のディテールとなっています。