Milecastle 50, イングランド、ハドリアヌスの長城沿いのマイルキャッスル
マイルキャッスル50は、バードソワルド近くのハドリアヌスの長城沿いに位置するローマ時代の防御施設です。長方形の設計で、およそ22メートル×17メートルの広さがありました。内部には独立した二つの部屋があり、それぞれに暖炉が備えられ、暖房や日々の作業に使われていました。
このマイルキャッスルは、2世紀にハドリアヌス帝の治世下で、国境の壁システムの一部として建設されました。数世代にわたり、ローマ帝国の国境を越える移動を監視する軍事検問所として機能しました。
20人から30人の補助兵からなる守備隊が、ローマ領ブリタニアと北方領土の間を行き来する人々、物資、家畜の動きを監視していました。
この場所には現在、目に見える遺構は残っていませんが、ハドリアヌスの長城沿いの遊歩道をたどって訪れることができます。アクセスしやすく、この地域を歩く長いハイキングの一部として自然に組み込めます。
多くの同様の構造物が石に置き換えられたのに対し、この場所は元の芝の構造を維持しており、初期のローマ建築技法の貴重な例となっています。後に約200メートル北に新しい石の壁が築かれ、古い構造はそのまま残されました。