Milecastle 54, milecastle on Hadrian's Wall
マイルキャッスル54は、カンブリア州のハドリアヌスの長城にある小さなローマの要塞跡で、現在はかすかな土塁と地面の窪みだけが当時の面影を残しています。西へ約250メートル進むと、石造りの壁の一部が今も高さ約1.7メートルほど残っており、ローマ人が石材とモルタルを丁寧に組み合わせて建設した様子がうかがえます。
この遺跡は2世紀初頭、ローマ帝国のブリタニア辺境を守る見張り所として建てられました。1934年の発掘調査により、このマイルキャッスルはより古い芝の壁の上に建設されたことが明らかになり、ローマ人が辺境の防御を時間とともに改修・再建していたことを示しています。
現在はかすかな土塁しか見えないため、この場所を見つけるのは難しいかもしれませんが、西側の石壁の一部は見つけやすく、元の構造をより明確に感じ取ることができます。マイルキャッスルがハドリアヌスの長城全体にどう組み込まれていたかを知って訪れると、この小さな前哨基地をより深く理解できるでしょう。
タレット54Bの南西約190メートルで見つかった碑文石には、カトゥウェッラウニ族が西暦369年にこの壁の区間を再建したと記録されています。これは、地元のブリトン人の集団が、このローマの辺境構造物の維持に、当初の建設から何世紀も経ってからも関与していたことを示しています。