Tilted Arc, アメリカ合衆国ニューヨークにあるインスタレーションアート作品
「傾いた弧」は、長さ37メートル、高さ3.6メートルの耐候性鋼板で、連邦広場を2つの区域に分けていました。この連続した壁は、広場をゆるやかな曲線を描いて横切り、直接通り抜けることを妨げるしっかりした障壁となっていました。
リチャード・セラは、連邦政府の建物のための芸術作品を委託するGSAアート・イン・アーキテクチャー・プログラムを通じて、1981年にこの作品を制作しました。数年にわたる議論と公開審問の後、鉄壁は1989年に撤去され、保管場所に置かれました。
周辺の建物で働く人々は、毎日この広場を通路や昼食の場所として利用しており、彼らの日常生活と作品の存在の間に緊張が生まれていました。この名前は、鉄壁が傾いた姿勢で、意図的にオープンスペースを分割し、人々の移動方法を変えたことを指しています。
この作品は元の場所に8年間立っており、広場に入る誰もが昼夜問わず近づくことができました。訪問者は広場の反対側に到達するために、鋼鉄の壁の全長を迂回しなければなりませんでした。
セラは、この作品は場所に特化しており、移設すればその意味が完全に失われると主張しました。撤去後、3つの鋼鉄のセグメントはメリーランド州の政府施設に保管され、現在もそこにあります。