Tretower Court, ウェールズのクムドゥにある要塞化された邸宅
トレタワー・コートは、ウェールズの田舎村クムドゥにある石造りの要塞化された邸宅で、大きな中庭を囲んで建っています。外壁は厚く、頂部には胸壁が巡らされています。中庭の周りに配置された部屋は、ほぼもとの形で残っています。
この邸宅は15世紀にヴォーン家によって建てられ、数世代にわたって改築・増築されました。18世紀後半までに住居としての役割を終え、農業用に使われた後、のちに政府の管理下に置かれました。
中央の中庭を囲む部屋の配置は、ウェールズの貴族の家族が私的な生活と使用人の仕事をどのように分けていたかを今に伝えています。かつて用途が異なっていた空間を歩き比べることで、当時の社会の秩序を容易に理解できます。
この場所は田舎にあるので、訪れる前にアクセス条件を確認し、丈夫な靴を履くことをお勧めします。中庭の周りの部屋やさまざまな階を見学するには十分な時間を取りましょう。外から見える以上に見どころがあります。
木造の回廊が今も中庭の一部を囲んで二階の部屋への通路となっており、このような特徴が当時のまま残る中世の邸宅はイングランドとウェールズでもごくわずかです。日常生活で人々がどのように建物の中を移動していたかを具体的に感じさせてくれます。