Cedarwood, イギリス、リバプールのウールトンにあるグレードII*指定建造物。
シダーウッドは、1959年から1960年にかけて設計された大胆なモダン建築で、リバプールのウールトンにあります。下層は白いセメントの左官壁、上層はカナダ産ウエスタンレッドシダーの羽目板で覆われた片持ち梁構造で、階ごとに視覚的な区切りが生まれています。
建築家ジェラルド・ビーチとデウィ=プリス・トーマスは、この家を1959年に工業生産による家族向け住宅の実験的プロトタイプとして設計しました。建設は1960年に完了し、当時の住宅建築に新たな可能性を示しました。
この住宅は1960年に「ウーマンズ・ジャーナル」誌の「年間住宅賞」を受賞し、先進的な住宅設計が世間の注目を集めた出来事となりました。この受賞は、当時人々が新しい暮らし方を取り入れ始めていたことを反映しています。
1階はオープンプランの居住空間で、可動式パネルにより家族のニーズに合わせて部屋の配置を変えられます。2階には寝室が4つと浴室があり、さまざまな家族構成に対応できる住宅です。
この設計には、ハイヒール用の特殊な形のコートフック、電話を収納する専用スペース、ダイニングエリアに組み込まれたワインボトル用のニッチなど、細やかな工夫が随所にあります。こうした実用的なディテールは、計画段階で日常生活がどれほど徹底的に考慮されたかを示しています。