Lamentation, イタリア、パドヴァのフレスコ画
「哀悼」はスクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画で、キリストの遺体を囲む人々が嘆き悲しむ様子を山岳風景を背景に描いています。この作品は壁のかなりの部分を占め、礼拝堂内部を飾る多くの宗教的場面の一つです。
このフレスコ画は、1305年にジョットがスクロヴェーニ家の私的な礼拝堂のために描いた一連の作品の一部です。この作品は、後にヨーロッパ美術を形成することになる新しい絵画様式の初期の例の一つを表しています。
キリストの遺体を取り囲む人々の身振りには、絵画において人間の感情を新たな方法で表現する手法が表れています。こうした感情表現や人物の空間配置は、美術において悲しみの描き方に転機をもたらしました。
このフレスコ画は礼拝堂の北壁にあり、訪問者が少ない午前中に鑑賞するのが最適です。繊細な作品を保護するため入場者数が制限されているので、事前予約が必要です。
このフレスコ画には、空に十人の天使が描かれており、それぞれが異なる感情状態を表現し、髪を引き裂く者や顔を覆う者もいます。天上の存在によるこの悲しみの表現は、場面に精神的な次元を加えています。